2022年に続き、2023年もM-1の審査員を務めることになった山田邦子さん。
全盛期には冠番組を14本持っており、「唯一天下を取った女芸人」との異名も持っています。
バラエティー番組での実績は素晴らしい山田邦子さんですが、M-1審査員としてはどうなのか?という声が上がっています。
今回は山田邦子さんがM-1の審査員に向いていないと言われている理由や、2年連続で起用された理由について深掘りします。
山田邦子はM1審査員に向いてない?
山田邦子さんがM-1審査員に向いていないと言われている原因は、2022年M-1での採点のブレとコメントのクオリティが理由と言われています。
まずは2022年M-1での山田邦子さんの採点についてネットの声を調査してみました。
山田邦子の採点クオリティ
山田邦子さんの採点の根拠がわからない、コメントと採点がズレているのではないかという声が2022年M-1開催当時Twitter(現X)に多数投稿されていました。
1組目のカベポスターには「高い点をつけた」が84点という部分に視聴者は違和感を感じていたようです。
確かに、M-1で高い点数と言われれば「95点」前後を思い浮かべる視聴者やお笑いファンが多いのではないでしょうか?
M-1の1組目の採点はその後の採点の基準を左右することになるので、特に注目度が高いですよね!
また、「辛い評価」とコメントをしたオズワルドに「87点」とカベポスターより高い点数をつけている点も矛盾があるように感じます。
そもそも84点で「高い得点」とコメントするのは、M-1という大会を予習していないし勉強不足ではないかという厳しい批判の声も上がっていたようです。
自身の採点結果を忘れているかのようなコメントも批判の的となっていました。
テレビでM-1を視聴していたお笑い芸人「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳さんも山田邦子さんの採点に衝撃を受けた様子を2022年当時のTwitterに投稿していました。
プロのお笑い芸人から見ても、視聴者から見ても、衝撃を与えたことは間違いなさそうです。
山田邦子の採点は妥当?
一方で山田邦子の採点はそんなに違和感はない、適切な採点だったのでは?という見方もあります。
2023年12月現在、2万イイね!がついている2022年のM-1審査結果の分析ツイートです。
山田邦子さん抜きの結果と実際の結果の比較分析をしています。
ロングコートダディとウエストランドの順位は入れ替わりますが、確かに山田邦子さんの採点を抜きにしても結果にほとんど影響はないように見えます。
ただ、別の誰かを抜いた比較分析をしても同様に実際の結果と大差がないという分析もあり、山田邦子さんの採点の妥当性を担保するような分析ではないという反論もありました。
採点はもっと幅があって良いしブレても問題ないでしょうという意見もあり、賛否両論巻き起こす結果となったようです。
山田邦子の審査コメント
採点の基準がわからないと批判をされていた山田邦子さんですが、審査コメントの内容も批判の的となっていました。
2022年M-1山田邦子さんの批判された審査コメントを一部紹介いたします。
- ロングコートダディ「すんごい面白かったですね。優勝かも。すっごい面白いです」
- キュウ「やっぱりみんなと同じで順番(出場順)だと思いますね。他に大爆笑の動きのネタとかやられちゃうと。ただ私は清水くんの顔と声はとても好きですね。」
- オズワルド:「すごく大好きです」
このような山田邦子さんのコメントに対して、ネット上では、
「面白い、大好きというコメントだったら素人でもできる。」
「お笑いのプロとしての視点が入ったコメントがない」
などの批判がありました。
このように、2022年炎上騒動とも言える採点とコメントをした山田邦子さんですが、2023年も審査員に起用された理由は何なのでしょうか?
その理由について深掘り・考察していきます。
山田邦子の2年連続で起用された理由は?
2022年に続き2023年のM-1グランプリでも審査員を務めた山田邦子さん。
2022年の炎上を乗り越えての再起用には何か理由があるのでしょうか?
審査員としての適性
M-1運営側からの公式見解は出ていないため、2年連続起用ににいたった明白な理由はわかりませんでした。
しかし、山田邦子さんの経歴を見てみると、審査員として適性を感じる面が多数あります。
- 全盛期は冠番組14本=お笑い芸人として実績が十分
- 小説家としても軒並み15万分以上のベストセラーを連発=ネタの構成力を見る目がある
- 歌手・作詞家としての活動経験もある=プロデューサー目線がある
やはり『唯一天下をとった女芸人』と言われるだけあり、その実績はとても華やかです!
M-1審査員の経歴としては申し分ないのではないでしょうか?
審査員メンバーのバランス
山田邦子さんの2年連続起用には審査員メンバーのバランスを考慮したのではないかという考察もできます。
審査員7名中海原ともこさんが初審査員で、その他6名は2022年度と同じ顔ぶれです。
男女割合は、男性5名:女性2名です。
2022年山田邦子さんが初めて起用された際は、2021年で審査員を引退した上沼恵美子さんの後任として抜擢されています。
「上沼恵美子さんの枠なんじゃないですか?私からすると、上沼さんなんて、もう、だーい(大)先輩ですから、そこ?って私ですら思います」と打ち明けた。
引用:https://www.oricon.co.jp/news/2260317/full/
抜擢された際のインタビューで恐縮しているようなコメントが掲載されていました。
また、今回審査員に抜擢された海原ともこさんは昨年度で審査員を引退した立川志らくさんの後任です。
推測ではありますが、審査員の女性比率を上げて女性目線を入れたいという思惑があるのかもしれません。
昨今様々な業界で、「女性割合」という考え方が重要視されています。
M-1にもその風潮が影響した可能性はありそうですよね!
2023年山田邦子の審査に対してのネットの反応
『令和ロマン』の優勝で幕を閉じた2023年M-1グランプリ。
今年の山田邦子さんの審査内容やコメントについての反応を調査してみました。
最終審査で1票も入らなかった『さや香』へのフォローが素晴らしいと絶賛のコメントが多数投稿されていました。
昨年同様、「コメントが薄い」「点数に納得がいかない」などの投稿も見受けられましたが、さや香への愛のあるフォローで山田邦子さんが審査員として抜擢されたことへの納得感が強まったようです。
実際、山田邦子さんが「さや香の2本目のネタが全然面白くなかった」というコメントで会場を沸かせたことにより、多数のネットニュースでさや香と山田邦子さんが取り上げられています。
放送終了後はXに関連ワードが多数トレンド入りするなどの盛り上がりを見せた結果となりました。
山田邦子さんの芸人としての腕が光った結果ですね!
さや香のお2人も、「試合に負けて勝負に勝った」というところでしょうか。
まとめ
今回は山田邦子さんがM-1審査員に向いていないのではないか?という声と2年連続起用された理由について深掘り、考察してみました。
お笑いの好みは人それぞれですし、全員が納得するような採点やコメントが出ることがないからこそ、毎年盛り上がりを見せていますよね。
今回の山田邦子さんのコメントのおかげで、年末年始の「さや香」の活躍の場が増えるのではないかと期待するファンも多いのではないでしょうか?
決勝に進出した3組のこれからの活躍も目が離せないですね!