1987年に起きた大韓航空爆破事件の実行犯である北朝鮮の工作員・金賢姫(キム・ヒョンヒ)さん。
死刑判決を受けるも特別恩赦を受け、釈放されています。
壮絶な人生を送った金賢姫さんは、2023年現在どのように暮らしているのでしょうか?
また、北朝鮮に残された家族についても気になりますよね。
そこで今回は、金賢姫さんの2023年現在の様子と家族についてまとめてみました!
【大韓航空爆破事件】金賢姫は何した人?
金賢姫さんはかつて北朝鮮の工作員として活動し、
1987年11年29日に起きた『大韓航空爆破事件』を実行した犯人です。
この事件は、北朝鮮の工作員が日本人に罪をなすりつけようと偽名を使い、日本人になりすまして事件を起こしていたといいます。
事件当時25歳だった金賢姫さんは『蜂谷真由美』という偽名を使い、
もう一人の北朝鮮工作員の男・金勝一(当時59歳)は『蜂谷真一』と名乗り父娘を演じていました。
事件後に2人は身柄を拘束されますが、事情聴取を始める際にタバコを吸うフリをして、青酸カリのカプセルを噛み砕き金勝一は服毒自殺をしました。
一方で、金賢姫さんもカプセルを服用しましたがすぐに警察官が吐き出させたため、命に別状はありませんでした。
のちの取り調べで2人は、金正日より韓国オリンピックを阻止するために韓国の航空機を爆破するようテロ行為を指示され、
その結果、行為に及んだこととが明らかになっています。
金賢姫さんは1989年に韓国で死刑判決が確定しましたが、1990年に当時の韓国大統領・盧泰愚(ノ・テウ)によって特赦され、釈放となりました。
釈放された理由には、
- 洗脳されていたため
- 北朝鮮工作員の亡命を促すため
- 金賢姫がとても美しかったから
- 拉致被害の真相を知る数少ない生き証人だから
など様々な噂が囁かれているようです。
事件後は日本のバラエティ番組にも出演し、インタビューを受けている金賢姫さんですが、今は現在はどのように暮らしているのでしょうか?
金賢姫の2023現在の住まいと生活は?
金賢姫さんは2023現在、韓国ソウルで一般の主婦として暮らしています。
事件から10年後に、金賢姫さんは国家安全企画部の秘密警察の男性と結婚。
金賢姫さんが特赦で釈放されるも、命の危険があったため当時ボディーガードを務めていたのが今の旦那さんだそうです。
旦那さんは、現在も金賢姫さんのボディーガードをされているのだとか。
金賢姫さんの身の危険を一番側で守り、支えてくれているそうですね。
ご夫婦には、2000年に第一子の男の子、2002年に第二子の女の子の子供が生まれています。
そのため、2023年現在の子供たちの年齢は、
息子(長男):23歳
娘(長女):21歳
となりますね。
子供に事件や工作員としての生い立ちはまだ語っていないようですが、いずれ秘密を打ち明けることは考えているようです。
金賢姫の家族はどうなった?
壮絶な人生を歩んでいた北朝鮮元工作員の金賢姫さん。
北朝鮮には金賢姫さんの家族が残されていましたが、事件後はどうなったのでしょうか?
金賢姫さんの北朝鮮に残された家族はこちら。
父:金元錫(キム・ウォンソク)→元外交官、死亡
母:林明植(リム・ミョンシク)→死亡
妹:金賢玉(キム・ヒョノク)→不明、結婚していた夫は心臓麻痺で死亡
弟:金賢洙(キム・ヒョンス)→不明
弟:金範洙(キム・ポムス)→皮膚がんで15歳で死亡
実は、金賢姫さんが特赦で釈放された後に残された家族が北朝鮮の矯正収容所に送られたという噂が囁かれていました。
本当に送られたのかは不明ですが、金賢姫さんは家族について聞かれた際に、以下のように回答しています。
--北朝鮮に残された家族の消息は?
「脱北者から聞いたんですけど、事件後すぐに平壌から追い出され、田舎で苦労したと。父母たちも亡くなったという話を聞きました」
引用:https://www.sankei.com/article/20171230-3ZYMVCQ5QJPB7DWA5HKKB7NCVQ/2/
脱北者より、すでに父母たちは亡くなったと聞いたそうです。
ご家族の末路を聞くと悲惨でなりませんが、金賢姫さんの今後の人生が心穏やかなものであることを願いたいです。
まとめ
今回は、金賢姫の2023現在の住まいと生活は?家族はどうなった?というテーマでご紹介しました!
金賢姫さんは現在は韓国ソウルで主婦として暮らしていました。
ボディーガードをしている旦那さんと息子・娘に囲まれて、生活されているようです。
また北朝鮮に残された家族は、事件後平壌から追放されており、父母らは亡くなっていたことが分かりました。
壮絶な人生を歩まれていた金賢姫さんですが、今後の人生が心穏やかであることを願いたいです。