2024年4月1日から放送開始の連続テレビ小説『虎に翼』。
主人公・猪爪寅子を演じるのが演技派女優・伊藤沙莉さんということもあって、注目度が高まっていますよね!
今回の記事では、そんな伊藤沙莉さん演じる主人公・猪爪寅子のモデルとなった三淵嘉子についてまとめています。
三淵嘉子ってどんな人?
「三淵嘉子」という名前を朝ドラの情報で初めて聞いた方も多いのではないでしょうか?
まずは、三淵嘉子さんがどんな人なのか見ていきましょう。
こちらが『虎に翼』の主人公・猪爪寅子のモデルとなった三淵嘉子さんの顔画像になります。
向かって左側が三淵嘉子さんになりますね。
なんとなくですが、伊藤沙莉さんが年齢を重ねたらこうなるのかな?というような温和な見た目ですよね。
ここで、三淵嘉子さんの簡単なプロフィールを紹介します。
- 名前:三淵嘉子(みぶちよしこ)
- 生年月日:1914年(大正3年)11月13日生まれ
- 年齢:69歳没(没年1984年5月28日)
- 出身地:シンガポール
- 最終学歴:明治大学法学部卒業
三淵嘉子さんはお父様が台湾銀行に勤めており、国際的に活躍されていたため、シンガポールで誕生しました。
そんな三淵嘉子さんのお父様はとても先進的な考えの持ち主で、三淵嘉子さんの人生に大きな影響を与えたと思われます。
実際に三淵嘉子さんがどのような人生を送ったのか深掘りします。
日本初の女性弁護士
三淵嘉子さんは日本初の女性弁護士3人のうちの一人です。
まだまだ女性は男性の3歩後ろを歩く、良妻賢母という価値観が当たり前だった大正・昭和の時代において、女性が法曹界で活躍できる第一歩を切り開いた人物と言えるでしょう。
それには前章でも紹介した通り、父親の影響が大きいと想像できます。
「ただ普通のお嫁さんになる女にはなるな、男と同じやうに政治でも、経済でも理解できるようになれ、それには何か専門の仕事をもつ為の勉強をしなさい。医者になるか弁護士はどうか」と語っていたという。
いわゆる良妻賢母ではなく、職業婦人として自立する女性となるよう諭していたのである。
引用:https://www.meiji.ac.jp/history/meidai_sanmyaku/thema/article/mkmht0000002myit.html
良家に嫁いで子供を産み育てることが女性の人生の当たり前と考えられていた時代、幼い頃から三淵嘉子のお父様はこのように諭していたと言います。
時代背景を鑑みるとかなり先進的な考え方ですよね!
裁判官として採用するよう直談判
弁護士資格を取得したのち、三淵嘉子さんは裁判官を目指します。
「もともと私は法曹の中では裁判官が一番合っているという気がしたので、戦後憲法が変わるとともに、女も同じようにという時代ですぐに裁判官を希望したわけです」
引用:https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/480374.html
戦前は弁護士として活動し、元々裁判官が合っていると思ったので戦後の憲法改正とともに男女平等が謳われたため裁判官を希望したとのことです。
しかし当時の裁判官の条件には、裁判官と検察官は「帝国男子に限る」と定められていたそう。
三淵嘉子さんの学歴についての詳細はこちら↓
結局すぐには裁判官になれずに裁判所の職員として働き始めるものの、後には日本初の女性裁判官として多数の少年少女の審判を務めます。
三淵さんは、実に5000人を超える少年や少女の審判を行ったと自ら述べています。
引用:https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/480374.html
数多くの非行少年や非行少女などを指導して、立ち直りを支援してきました。
まさに女性の時代を切り開いた、素晴らしい実績ですよね!
続いては三淵嘉子さんのプライベートに焦点を当て、子供たちについて深掘りしていきます。
【2024最新】三淵嘉子の子供たちは今どうしてる?
三淵嘉子さんは1941年11月5日、実家に書生として出入りしていた和田芳夫さんと最初の結婚をし、男児(和田芳武)を1人授かります。
しかし第一子である芳武が誕生した1年後、ご主人の和田芳夫さんは戦争に召集されてしまいました。
そして終戦後、1946年5月23日に夫・芳夫さんは上海から引揚途中に長崎で病死してしまいます。
その後1956年8月、最高裁調査官であった三淵乾太郎さんと再婚。
三淵乾太郎さんは前妻との間に1男3女の連れ子がおり、三淵嘉子さんは一気に5人の子供の母となるのです。
実子・三淵芳武さんは2024年現在亡くなっている
再婚した夫・三淵芳武さんが具体的にいつ亡くなったのかは不明です。
清水聡さん著作の『三淵嘉子と家庭裁判所』という書籍を発売するにあたり、実子の三淵芳武さんには2016年から数年に渡りインタビューを重ねていたとのことですので、2016年から数年はご存命だったと考えられます。
しかし、その後お亡くなりになった旨が記されていましたが、享年や死因については不明です。
また、三淵乾太郎の連れ子である1男3女についても現在何をしているのかなど詳細は公表されていませんでした。
このあたりの詳細は朝ドラ『虎に翼』で描かれるのかもしれないですね!
三淵嘉子さんの人生をこれから詳しくドラマで知ることができると思うと楽しみです。
【家系図まとめ】三淵嘉子の子孫は何人いる?
最後に、三淵嘉子さんの子孫について具体的に家系図を交えてご紹介します。
こちらはリサーチした情報を元に作成した三淵嘉子さんの家系図です。
まとめると、以下のように三淵嘉子さんの子供たちは以下のようになります。
前夫・和田芳夫さんとの子供:芳武さん(長男)
再婚した夫・乾太郎さんとの子供:那珂さん(長女)、奈津さん(次女)、麻都さん(三女)、力さん(長男)
三淵嘉子さんと前夫・乾太郎さんの間に直接の子供はおらず、実子は三淵(和田)芳武さんのみです。
三淵乾太郎さんと前妻の間の4名の子供についても、生活ぶりや職業などの情報はなく孫の情報なども公表されていませんでした。
これからドラマが放送されて注目されていくと、いろいろな情報が出てくるかもしれませんね!
まとめ
今回の記事では【家系図】三淵嘉子の子供たちは今どうしてる?子孫は何人いる?というテーマで深掘りしていきました。
法曹界の女性活躍の場を切り開いた第一人者と言っても過言ではない三淵嘉子さん。
伊藤沙莉さん演じる『虎に翼』でどのような生涯が描かれていくのか目が離せないですね!